2025.04.07
日々のこと
「こども本の森 中之島」に行ってきました
春休みに合わせて、娘と一緒に久しぶりに大阪へ帰省しました。
桜が満開で、お天気にも恵まれ、春らしい陽気に心が弾みました。
今回の帰省で楽しみにしていたのが、「こども本の森 中之島」。
一度訪れてみたいと思っていた場所です。
ここは、こどもたちが本と出会い、
想像力を育むことを目的に作られた文化施設で、
建築家・安藤忠雄さんによる設計です。
館内に一歩足を踏み入れると、
コンクリート造とは思えないほどやわらかな空気が流れており、
やさしい自然光がふんわりと差し込む空間に、
整然と並べられた本の数々がとても印象的でした。
本棚の間を歩くだけで心が躍り、
まるで絵本の世界に入り込んだかのような感覚に包まれます。
館内は静けさに満ちていますが、
「静かにしなきゃ」と強いるような緊張感はありません。
こどもたちは思い思いに館内を歩き、
気になった本を手に取ったり、
床に座り込んでページをめくったりと…
自由な姿で本と向き合っていました。
その様子は、この空間にとてもよく調和していました。
また、建物の外には中之島公園の豊かな緑が広がっており、館内の随所からその風景を楽しむことができる設計になっています。
本と自然、そして建築がやさしくつながりあう空間は、こどもはもちろん、大人にとっても心地よく過ごせる場所でした。
この日はちょうど、公園で古着のフリーマーケットも開催されており、館内の落ち着いた雰囲気とは対照的に、屋外は多くの人々で賑わっていました。
〝静〟と〝動〟
それぞれの魅力を楽しめた、充実とした一日となりました。