中古戸建購入してリノベーションを検討する際にポイントとなる事
「一軒家を購⼊して自分好みにリノベーションしたい」と考える方がよく相談に来られます。
新築よりもコストを抑えつつ、間取りやデザインを自由に変えられる点が、中古住宅+リノベーションの大きな魅力です。
アクトリーでは、中古住宅の購⼊前相談から、設計・リノベーション工事まで一貫してサポートしています。
多くのリノベーション住宅を⼿掛けてきた私たちの経験から、中古⼾建購⼊を成功させるためのリアルなアドバイスをお伝えします。
SUUMOなどで中古⼾建てを探す際に、多くの方が⾒落としがちな重要なポイントがいくつかあります。
📍今日はその一つ「駐車場」についてお話しします。
■駐車場1台分を許容できるかどうかが、物件探しの分かれ道
⼾建て住宅を検討される多くの方は、「駐車場2台以上」を希望されます。
ですが、リノベーション向けの築40年前後の中古住宅は、建築当時の時代背景から駐車場が1台分しかないケースが多く⾒られます。
1980年代以前は「一家に一台」の時代でした。
敷地に余裕があっても駐車スペースより庭を優先する設計が主流。
そもそも車が今ほど大きくなかった時代。
一⾒「駐車場が1台しかない」という条件は不便に感じますが、
実はこの点を柔軟に考えられるかどうかで、選択肢の幅が大きく変わります。
■駐車スペースを増やす方法
①外構工事(リガーデン)
②建物本体の減築
③近所の月極を借りる
■それぞれの費用の比較
①リガーデンで駐車場を増やす場合:約100万円〜200万円
庭や植栽の撤去費用
土間コンクリート工事
既存フェンスや塀の撤去・新設
給排水管改修工事
堀込車庫などの形状では、構造上、増やすことがほぼ不可能なこともあります。
②減築で駐車場を増やす場合:約100万円〜200万円
フルリノベーションに伴う場合、プラスになる工事費です
耐震性能など建物構造を総合的に判断する為の設計費
基礎工事や外壁工事費
既存建物の構造によって、減築できない場合もあります。
③近所の月極を借りる:8,000円/月として、20年で約200万円
■駐車場2台にこだわらず中古物件を探す
このようなスタンスで探してみると、条件に合う物件がぐっと増えることがあります。
中古物件の不動産市場評価として、
流通性が悪い(売買が成立しにくい)
価格が低い傾向にある
売り出し期間が⻑くなりがち(検討する時間的余裕がある)
多くの購⼊検討者が「駐車場2台以上」を条件にしているため、1台分の物件は敬遠されがちです。
しかし、これは⾒方を変えれば大きなチャンスなのです。
物件購⼊価格が200万円安く買えれば、上記の①〜③をカバーできる計算になります。
■⻑期的な視点で考える(そもそも絶対に2台分必要なのか)
平日は車を使う機会が少ない
カーシェアを使う
メインカーだけ敷地内、セカンドカーは月極でOK
将来的に車が1台になる可能性
立地や利便性を最優先したい
中古⼾建を購⼊してリノベーションする際には、
建物の状態や間取りだけでなく、「駐車場の条件」をどう考えるかも大切なポイントです。
利便性を重視するか、コストを重視するか、ライフスタイルに合わせて柔軟に考えることで、理想の住まいにぐっと近づけます。
アクトリーでは、中古住宅の購⼊前の相談から、設計・リノベーション工事まで一貫してサポートしています。
中古住宅の購⼊やリノベーションを検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。


