外壁の塗替えの前に知っておきたいこと

戸建てにお住まいの方なら、「外壁の色がだんだんあせてきたな。そろそろ塗り替え時かな？」と感じるタイミングがあると思います。

ただ、そのときに“費用”と“塗膜の耐久性”だけを基準に塗料を選んでしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。

そこで今回は外壁の塗替えの前に知っておきたいことについてお話しします。
 
■築年数の経った木造住宅では特に注意

外壁のつくりや、壁の中を空気や湿気がどう流れるかを考えずに、ただ長持ちしそうな塗料を塗ってしまうと、壁の中に湿気が閉じ込められたりして、かえって建物の寿命を縮めてしまうこともあります。「建物のつくり」をしっかり把握する事が大事です。
 

■提案の背景を確認

塗装工事を「外壁塗装専門店」にお願いする場合でも、「この提案は建物のつくりを理解した上で出してくれているのか？」という視点を持つことが大切です。外壁の素材や層のつくり、通気の仕組み、気密性の有無などをきちんと調べたうえで、塗料の透湿性・密着性・下地との相性を総合的に判断する必要があります。

たとえば、昔ながらの土壁のお住まいでは、湿気を外へ逃がしてくれる塗料が効果的です。塗膜を通じて、壁の中が“呼吸”できるようにする感じです。
 

 
外壁の塗り替えは、単なる“見た目のリフレッシュ”ではなく、家の健康を守る大切なメンテナンスです。塗り替えを検討するときは、「この塗料は我が家の建物のつくりに合っているだろうか？」という視点を、ぜひ持ってみてください。
 

▼before

 
▼after

 
アクトリーでは、建物の構造や素材の特性を踏まえた上で、住まいに合った塗装方法やメンテナンスのタイミングを 一緒に考えています。ご自宅の状態や塗替えの時期など、気になることがあればお気軽にご相談ください。