中古マンション購入を検討する際にポイントとなる事
〝中古マンションを購入してリノベーションして住みたい〟
そんなご相談をいただく中で、お客様が希望される条件の一つに、
「オートロック付きのマンション」があります。

確かに、共用エントランスで来訪者を確認できる安心感は魅力のひとつ。
ただし、オートロックがある=“完全に外部を遮断できる”とは言い切れないのが実際のところです。
~オートロックっていつごろからある?~
■ オートロック普及の背景と築年数の目安
調べたところ、日本でオートロックの普及が進んだのは平成8年(1996年)頃から。
この頃から新築マンションの約半数がオートロックを標準装備するようになったとの事。
つまり、築30年以内のマンションであれば、オートロック付きの物件に出会える可能性が高くなります。
■ “自分にとっての安心”を考える
当然ですが、「オートロックの有無≒築年数」は、物件価格にも影響します。
そのため、「オートロック付き」にこだわらないことで、予算の幅が広がり、立地や間取りの選択肢が増えるケースも多くあります。
築年数が古くても、リノベーションで間取りもデザインも自分らしく再構築できるのが中古マンションの大きな魅力。
後付けのスマートロック や セコムなどのホームセキュリティ を導入することで、戸別単位で安全性を高める方法も一般的になっています。
■ 実際に住んでみて感じること
私自身、オートロックのないマンションの1階、専用庭付きの住戸に暮らしています。
経験上感じるのは、たとえエントランスにオートロックがあったとしても、外部からの侵入を完全に防ぐことは難しいのでは?ということです。
マンション選びでは、
「オートロック付き=安全」「なし=不安」
といった単純な二択で考えるのではなく、建物全体の管理状態 や 周辺環境、暮らし方に合ったセキュリティの工夫 までをトータルで考えることが大切です。



