施工事例

リノベーション

柔らかなグレーと温かみのある空間

DATE

家族構成 ご夫婦+お子様2人
場所 広島市西区
築年数 築44年
構造 RC造
工事床面積 約71㎡(21坪)

STORY

マンション購入時に弊社へご相談いただきました。
3LDKの間取りを1LDK+ウォークインクローゼット(WIC)に変更しました。
現在、小さなお子様と一緒に家族で寝るための部屋として1部屋を使用し、将来的には2部屋の子供部屋として利用できるよう、ドアを2か所設けています。
また、リビングに隣接するフリースペースは、現在キッズスペースとして活用され、将来的にはご夫婦の寝室となる予定です。
元々最も明るいバルコニー側が和室だったため、暗い印象だったLDKを、キッチンを対面式に変更することで開放的で明るい空間に生まれ変わらせました。
内装はグレーを基調とし、真鍮やブルーグレーの柔らかな印象のアイテムを取り入れることで、温かみのある空間を演出しています。



今回の事例のように、築40年を超える中古マンションでは、建物の構造や設備において次のような課題が見られることがあります。
例えば、当時は現在のように精密な計測器具や施工管理技術が十分に整っていなかったため、鉄筋コンクリート造の躯体そのものに高い精度を求めることは難しく、床や壁などの躯体面には不陸や歪みがあることがむしろ普通です。そのため、仕上げ工事で精度を補いながら空間を整えることが一般的だったのだと思います。
また、給水・給湯・ガスの配管には金属管が使用されていることが多く、経年による錆や腐食により微量の漏水が発生している場合もあります。
さらに、排水管が逆勾配になっており、水の流れが悪くトラブルの原因となることもあります。
今回の工事では、こうした築年数特有の問題点を詳しく調査し、改善しました。
具体的には、二重床を採用し床の高さの精度を整えるのと併せ、配管スペースを確保。他の躯体部分は左官屋さんに整えてもらいました。
設備配管はすべて更新し、錆や漏水のリスクを解消するとともに、将来的なメンテナンス性も考慮したルート計画を行いました。
排水についても勾配を適正に確保し、将来的に安心して使えるように改善できました。
このような、完成すると見えなくなってしまう部分が重要です。リノベーションは単にデザインを刷新するだけでなく、建物の性能を向上させる大切な機会でもあります。

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