既存の間取りを活かしながら、
ゆとりと温かみのある空間を創造。
間取りが自由にならない木質パネル工法だったため、施主様のご要望と既存の部屋のサイズのご要望がなかなか合わずに、難しいケースでした。
間取りを活かしながら、できるだけ空間にゆとりをもたせたプランにしたかったので、冷蔵庫や家電類など雑多なものをすべて収納できる大容量のパントリーをご提案し、LDKが広く感じるよう設計しました。構造上、洗面所を広げることが難しかったため、洗濯機もパントリーに移動し、ご希望だった造作洗面台が映えるようプランニングしています。洗面所に洗濯機を置かないイレギュラーなプランですが、キッチンからの距離が短いことで、「日々の生活の中で意外と便利」と言っていただけたので、安心しています。
また5人分の靴を収納するために、階段側に新しく靴の収納棚を新設。このことで踊り場部分に空間ができ、ご要望であったファミリーライブラリーを作りました。階段を上がりきったところにある3畳ほどの空間は既存の間取りを活かし、パソコンを置いて書斎にもなるフリースペースをつくることができました。
ご主人のお父様がDIYが趣味で、イギリスのご自宅もほぼDIYでリノベーションされたそうです。そこで、壁や床の塗装など、自分でできることはなるべく自分でしたいとのご要望から、ご主人の作業時間を確保しながらリノベーションを進めていきました。ご家族のこだわりが随所に感じられる、優しく温かみのある住まいになりました。